さまざまな健康情報がちまたにあふれています。
・「コラーゲン」を食べると肌にハリはでるのか?
・関節の痛みに「グルコサミン」は効くのか?
どちらも高い証拠はないということ、
それを食べたからと言ってそれがそのまま原料として使われる保証はありません。
食や健康の情報と、上手に付き合うために・・・
コラーゲンやグルコサミンに代表される、いわゆる健康食品の広告や宣伝では
「○%の人が効果を実感!」といった表現がみられます。
しかし、それだけでほんとうにその健康食品のおかげなのか分かりません。
「病気にかかりにくくなる」ではなく、「治せる!」とうたう食品は手にしない方がいいでしょう。
もし存在するならば、それは医薬品とするはずです。
内閣食品安全委員会の資料には、
「どんな物質も『安全』ではない。
『安全な物質』はなく、 『安全な量』があるだけ」とあります。
どんなによいと言われる食べ物も取り過ぎは害となります。
逆に悪いと言われる食べ物は、少しだけとっても危ないと捉えがちです。
健康によいも悪いも「量」しだい。
食品には“体の影響がハッキリしないもののかたまり”です。
そのリスクを分散させるには、
結局のところ「さまざまなものをバランスよく食べる」
という当たり前の結論に落ち着く、となるようです。