皆さんは両足をそろえた状態からしゃがみ込むとき、かかとを浮かせず、後ろに体勢が崩れることなくできるでしょうか。
しゃがみ込むとかかとが浮いてしまったり、バランスが取れずに後方にこけそうになってしまったりする人も中にはいることと思います。
足首の硬さは体の柔軟性とも関連がありますが、身体的なコンディションだけではなく、環境の変化が影響していることも指摘されています。
普段の生活では椅子に座ることが多く、直接床に座って正座やあぐらをかく機会が減ってきました。
また、トイレも洋式トイレは主流となり、深くしゃがみ込む和式トイレは使いづらいという人も増えてきました。
このような生活環境の変化が柔軟性低下の背景にあると考えられています。
足首が硬いと膝や腰といったさまざまな部位の痛みにつながることもあります。
足首は体を支える土台であり、足首が硬いと、地面からの衝撃を吸収するクッション機能が低下し、その上部にあたる荷重関節(体重のかかる関節)を中心に大きな外力がかかりやすくなります。
さらに反り腰の姿勢になりやすく、腰椎に大きな負担がかかります。
病院での検査では異常が見つからないのに腰の痛みが続くいわゆる「腰痛症」は、腰背部や股関節周辺の緊張・疲労などが主な原因といて考えられますが、足首についてもその柔軟性や動きなどを確認しておく必要があります。
スモールジムでは体の柔軟性や足のケアは最重要課題です。
かといって、これまで通りのトレーニングを行うことで機能改善や予防につながります。
以上、サンロクゴー髙田でした。