痛み止めで症状が良くなることはない

「そういえば、痛み止めの薬を飲まなくなった」

 

そういうお声が頻繁にあります。

 

それはからだ本来の"治癒力"が発揮されたのだと思います。

 

 

慢性的な症状は痛み止めを飲んで痛みがなくなっても、根本的な症状が解決するわけではありません。

 

確実に悪化します。

 

痛み止めを飲んでもまた痛みは出るし、運動機能はどんどん衰えていくからです。

 

最終的には動けなくなります。

 

 

たとえばぎっくり腰は、痛みが突然起こるので、特別な原因があると思われがちですが、

 

実は一般的な腰痛の延長で、長い時間をかけて少しずつ傷めていることが多いです。

 

毎日毎日少しずつ壊していて、ある日許容範囲を超えて起こります。

 

ほとんどの場合は、日常生活の運動不足や姿勢不良などにより、股関節周りの筋肉が固まりや柔軟性を失って腰をサポートできない状態になっています。

 

いくら痛み止めを打って痛みがなくなっても、この衰えを戻さない限り、腰痛からは解放されません。

 

 

医者から3ヶ月ごとの痛み止めの注射を受けに来なさいと言われてせっせと通っていたものが、トレーニングをしたことで痛みがなくなり、注射を打たなくてよくなったというメンバーさんもいます。

 

もちろんトレーニングで対応できないメンバーさんも何人も見てきました。

 

痛みのサインは、からだが何とかして欲しいというサインです。

 

ただやみくもに痛み止めをしてやり過ごしてしまうのはどうかと思います。

 

 

今日は、からだを動かすと症状が良くなるケースは多い、という話でした。