「病は気から」は本当か

 

「病は気から」は本当でしょうか。

 

「病気は気の持ちようで、重くもなれば軽くもなる」という意味です。

 

悩んでいる人を励ます言葉であって、現実にはそんなことはないだろう・・・、と思うかもしれませんが、

 

そんなことはありません。

 

心の状態によって、病気の症状や進行が大きく左右されることは実際にあり、それを裏付ける科学的根拠もあります。

 

身近なことで言えば、気分が落ち込んでいるときは風邪を引きやすくなる経験がありますね。また、100歳になられた方に秘訣を聞くと、「ストレスがないから」と家族が仰っていました(当人ではない(^_^))。

 

 

ストレスにさらされると体の免疫のしくみが低下するという報告があります。

 

ストレスと脳の関係についてもたくさんの研究論文が発表されていて、そのほとんどは「ストレスが脳に悪い影響を与える」というものです。

 

認知症も現在の医学では治療が困難で、進行するスピードを遅くすることが精一杯ですが、

 

周囲の人が優しく寄り添ってくれたとしたら、精神が安定して、症状の悪化を防ぐことができるに違いありません。

 

 

もちろん気の持ちようだけで、病気を予防したり治したりすることができるわけではありませんが、病気と闘うためには本人の心が健全であることが大切ですね。