男性更年期の乗り越え方
更年期は加齢に伴うホルモンバランスの乱れやストレスなどが原因で、性別を問わずに訪れる自然現象です。
男性の場合、更年期障害に悩まされるのは50~60代の頃が多いと言われていますが、加齢やストレスによるホルモンの変化は個人差があります。
強いストレスは男性ホルモンのひとつであるテストステロンを減少させます。
また、社会の中で「認められている」と感じる機会が減ることによっても、ホルモン分泌が減少することが知られています。
これは認知症の回でも似たような話がありました。
人間には「つながりや人の役に立っている」ということが脳や体を活性化するということですね。
更年期障害の症状としては、疲れやすいといった強い倦怠感、発汗やのぼせ、イライラや精神的に不安定な状態、睡眠の不調などがあり、自律神経失調症やうつ症状のような傾向がみられます。
男性ホルモンの分泌を促すためには運動療法がが積極的に用いられています。
それが筋トレやリラックスできるストレッチ、ヨガや呼吸法です。
筋トレは筋繊維が太くなる過程でテストステロンの分泌が促されます。
筋肉がついてくると身体の変化に伴って、自信がつき、前向きな気持ちになりますね。
ストレッチは鼻から息を吸って、口からゆっくりと息を吐ききるようにし、繰り返し呼吸をしながら行います。
そのことで気持ちを落ち着かせて心身のリフレッシュにもつながります。
年齢を重ねることで自然に起こるホルモンバランスの変化ですが、つらい更年期障害を少しでも和らげるための方法の1つとして、取り組みやすい運動から始めてみませんか。