
「つながりがある人は元気で長生き」
どんな社会参加が介護予防に効果的か(JAGES研究)では
1位 運動グループ、 2位 趣味、 3位 町内会、 4位 ボランティア ・・・
「様々な社会参加のうち、運動グループへの参加は最も要介護状態になりにくい」とのこと。
同じ研究では、
一人で運動している人に比べ、グループで運動している人は25%ほど、転倒が少ない。要介護状態になるリスクも低い。
結果、死亡への影響も一人で運動をするより、仲間と運動している人の方が死亡リスクが低い、
ということが分かっています。
体を動かすこととうつの関係では運動している人の方が50%効果が認められており、
一人で運動してもメンタル不調になりにくいが、色んな人と運動している人の方がさらに効果が高いとのことです。
そして、継続もしやすくなります。
特にコロナ禍で孤立した人は活動量が低下しました。社会的つながりが少ない人は、何かあったときに身体活動が低下しやすいですが、何かあったときこそ、つながりや場がプラスになります。
また、健康なコミュニティづくりにも役立ちます。
研究では、地域レベルでも運動しているグループが多い地域では、転倒する人、認知症も減少します。
その地域に住んでいるだけでうつ傾向が少ない。
運動していない人にも、効果は伝播するんです。
周りが参加すれば、本人が参加してなくても・・・、なぜでしょうか?
地域においても、職場みたいな小さなコミュニティでも、みんなが知らず知らずのうちにつながっています。
要は、良い情報が広がりやすい、ゆるやかに結束している、
色んな人がつながっているので不健康的なことができない、
良くしていこうという営み、それが個人に影響するのではと言われています。
スモールジムという場で共通目的を持った方とトレーニングに励むことで心体がより良くなり、
周りの家族や友人にもコンディショニングに対する知識が広まって、
地域全体へ波及し、元気な街づくりにつながるはずです。
将来、“90歳になっても介護に頼らないのがカッコイイ”、
そんな世の中へ。