
こんにちは、昨日は
「できればやりたくないのが筋トレ、でもやらなきゃいけないのが筋トレ!」
という話でした。
今日は、
「あらためて筋肉って、いったいどんな役割があるの?」
筋肉(ここでは骨格筋)の機能として、全力回答!します。
- あらゆる運動を司る、姿勢を保持する・・・加齢に伴う骨折や関節炎の発症の抑制につながる
- 「第二の心臓」血液循環ポンプとしての役割・・・筋肉がしっかりしているほど心臓の負担は軽くなる
- 熱を発生させて体温を保つ・・・基礎代謝の主です。糖質や脂質の代謝が増え、生活習慣病の予防につながる。代謝が増えれば体も温まり、冷え性の予防にもなります。
- 衝撃からカラダを守るクッション・・・血管・神経・内臓などを外部の衝撃から守ります。
- 水分の貯蔵・・・筋肉は体の全体の六割の水分を保持します。最も大量です。筋肉の低下は脱水や熱中症につながります。
- 免疫力を上げる・・・リンパ球などの免疫細胞は骨格筋内によって活性化されます。筋肉量の低下は免疫力の低下につながります。
- 様々な生理活性物質(マイオカイン)を分泌する・・・最近の研究から運動時に様々なマイオカインを分泌します。体脂肪分解、代謝の促進、認知症の予防、骨形成、免疫機能改善など・・・、
最後のマイオカインはとくに注目です。
マイオカインの代表的なものにIL-6やIGF-1、BDNF等があります。
マイオカインの分泌量は一般的には同じ運動を行った場合、筋量の多い人の方が分泌量は多い傾向にあります。
筋量が多い人は運動時に動員される筋繊維の絶対量が大きいため、同じ運動強度・時間であっても、マイオカインを分泌する「筋肉の総量」が多い分、分泌量が増える可能性があります。
例えば筋量の多い方がジョギングした場合、筋量の少ない方に比べて、筋肉から放出されるマイオカインの総量が多くなりやすいと言えます。
とにかく、健康寿命を目指すのであれば、やはり筋トレは必須ということですね。