
転倒予防のための二重課題トレーニング
近年、高齢者の増加に伴い転倒件数も増加しており、65歳以上の高齢者の4人に1人は年一回以上の転倒を経験していると言われます。
心当たりある方も多いのではないでしょうか・・・
転倒の発生要因は、圧倒的に“筋力低下によるものが多い”ですが、
それに加えて最近では“認知機能障害を併発すると、より転倒しやすい”との報告もあります。
例えば「テレビのリモコンを探そうとしていた時」、「電気のスイッチを消そうとした時」、「電気コードを跨ごうとした時」、「洗濯物を抱えて段差を跨ごうとした時」など・・・
日常生活において複数のことを同時に行う時や、何かに注意を向けた時に転倒しやすいというデータも見られます。
このため通常行なう神経系のトレーニングでは
「ラダー上を歩きながら、3の倍数で手をたたくなど」課題を行っていました。
何かをしながら何かをする、このような2つのことを同時に行う課題のことを二重課題と言い、
最近、転倒予防に注目されているのが「運動」と「思考」の二つの課題を組み合わせて、脳とカラダを同時に刺激する「二重課題トレーニング」です。
他にも、歩きながら行う100から7の引き算する課題などもやりましたが、歩行以外のことに注意をむけるだけの余裕がなく四苦八苦・・・
とにかく無理せず自分の体調に合わせてトレーニングを行い、転倒予防のための丈夫な身体づくりをしていただきたいと思います。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
サンロクゴーでは無料体験会を行っています。
運動をすることで様々な身体のセンサーを活発に働かせましょう!!